現在リノベーション部門では、新潟市東区大形にて、農舎をドッグランに変える改修工事の真っ最中!
築100年を超える農舎の中には、今ではなかなか見ることのできない珍しい農具などが沢山…!
施主様ももう使わない物であり、貴重な物かもしれない!と思い、新潟市歴史博物館みなとぴあの学芸課の方に調査をお願いしました。
調査の日はとてもいいお天気!
現場ではかわいい野良猫ちゃんたちも日向ぼっこ中でした。かわいい😻
農舎の壁や天井には、まるで日本史の教科書に載っていそうな農具の数々が!それらの農具を見るなりすぐにこれは何なのか突き止め、寸法や形状を確認したり書付の内容を確認したりする姿はとてもかっこいい!圧倒的な専門性は流石でした。
木の小舟(田舟)もあり、亀田郷と呼ばれ湿田稲作を行っていた大形地区の当時の暮らしが見えてくるようです。
亀田郷の歴史を調べてみると、深い水と泥の中で行っていた稲作が、先人の開発の数々のおかげで、今では完全に乾田に移行して全国トップの米どころの一部になっていることが驚きです。
調査していただいた結果、昔の地域の人々の生活の様子がわかる重要な資料のひとつであることがわかり、こうしたものに出会えたことがとても嬉しく思いました。
こういったものは、他の地域との比較や分布データの基になるそうで、また形状や書付から道具の流通・販売経路などもわかってくるそうです。こういった資料の調査から情報を引き出し、後世に繋げていくことが博物館の皆様のお仕事だそう。
古民家改修も数々手がけてきた当社。これからもきっとどこかで、こういった貴重なものたちに出会えるといいなと思います。
ご協力くださったみなとぴあの皆様、ありがとうございました。