Old house Reform
三和土の土間と広大な玄関
約12畳の細長い三和土の玄関。弊社の完成見学会をご覧になって和モダンなイメージにしたいとのご要望。
築110余年の伝統ある古民家
長い広縁が囲む全10部屋の間取り。「キッチンが遠く使いにくい」とのご要望から、間取り・部屋割りも変更することに。
新築・リフォーム・古民家再生。いくつかの選択肢のうちからさまざまな要素を加味し方針を決定。「寒い古民家を暖かく快適な家にしたい」「息子が帰ってきた時の仕事場が欲しい」などの要望を伺い、間取り変更も含め細部まで打ち合わせを行う。
地盤沈下などにより基礎の石が沈下していたので、土台をジャッキアップして水平にし、新しいベースコンクリートで石を根巻にする。
伝統工法の構造をよく調査して、残せる構造体はすべて残す。梁を入れ柱を抜いたりして、間取りを変更。
110年余り、家を支え続けた太い梁と梁は、長年囲炉裏や竃(かまど)の煤(すす)にさらされ黒光りする美しさ。リフォーム後は多くの梁を現しにすることに。
残した柱が傾いていたので、ワイヤーで引っ張り、傾きを直し、壁の中にボルトを通して固定することが出来た。数々の古民家再生の経験を活かして出来る技術。
古材と新材が同居する古民家再生では、新材が古材に調和するよう、塗装などで調整を行う。
見た目は古民家でも、サッシは高断熱の内樹脂ペアガラスサッシを使用。室内の温度の5割は窓から逃げていくので、サッシの性能がとても重要。
瓦はすべて葺き替え。ご主人のこだわりで、安田瓦を使用。
残した梁には、光沢の出過ぎないオイルステンを塗布。施主御夫婦とスタッフでとことんこだわり決めた照明を、最後に設置。
囲炉裏のある15畳の部屋を6部屋の和室が囲んだ築110年余りの大きな古民家、A様邸。当初は新築を検討されていたが、メディアでの古民家再生のドキュメントをご覧になり、フクダハウジングへ古民家再生プランをご依頼。
生まれ変わったリビングルーム。囲炉裏をそのまま残した居間は洋間となり、不便だった遠いキッチンがすぐ隣に。居間とキッチンは床暖房を入れ、ルームヒーターと合わせ広い部屋でも冬は暖かい。